2020年4月からある社会福祉法人へ新卒で入社しました。入ったばかりでまだわからないことばかりですか入社して初めてのお休みに働き始めた今考えたことや感想を記録しておきたいと思います。この文は入社から4日目の土曜日に書いています。
世間は今コロナウイルスによる影響で在宅勤務が進められていますが、私の勤務する社会福祉法人は毎日利用者がやってくるため在宅勤務は難しい状況です。そのためマスクの着用と手洗い消毒、徹底しながら毎日電車で職場へ向かっています。
できることなら私も自宅でテレワークをしたいですが、物理的に難しい状況です。学生の頃は自分の都合で家にいることができました。しかし、仕事は自分の都合ばかりで考えられません。学生の時との違いを早速実感しています。
このように大変なことはありながらも、なんとか働いていくことができています。
目次
自分から提案することは大切
私の勤務する社会福祉法人は様々な障害ある人を対象とした事業を行っています。就労移行支援や就労継続 B、 要約筆記や手話通訳者の派遣などとても幅広いです。
初めの研修では法人に所属する手話通訳士の方が来てくださいました。
部署に配属された後も上司が手話で業務について説明してくださり、それ以外の方も簡単な手話や口話によって話をしてくれています。
一方で同じ部署に視覚障害の方がおり、その方とはまだうまくやり取りができていません。また業務上の専門用語や具体的な話は簡単な手話のみでは十分な話は難しい状況です。
そのため、3日目に音声認識環境を整備することについて相談したい内容をA41枚にまとめ上司にお渡ししました。
部署内での1対1の会話、具体的専門的な業務内容に関わるやりとりを補助するため、Android端末でGoogleの音声認識アプリ(Live Transcribe)をワイヤレス集音マイクにつないで利用したいと書かれています。
職場に使ってない iPad があり、UD トークを入れて使っても良いと言われていたのですが、1対1の対話ではGoogleの音声認識の方が向いていると実感していました。逆に研修や大きな会議などではUDトークの方が使いやすいです。
書面を提出し相談した結果Android端末を購入し、WiFi環境を整備する方向で進めてもらえることになりました。
自分の要望を相手にわかりやすいようまとめ相談することで、今後職場で働いていく上で困ったことが起きたときの解決ルートができ前を向いていくことができるようになったと感じています。
報告・連絡・相談の大切さは言うまでもないですが、今回入社してまもない色々と固まっていない時期であり、相談のタイミングもよかったのではないかと考えています。
これから働きはじめる人は入社前から、知っておいてほしいことや相談内容をA41~2枚くらいでまとめておくのがおすすめです。
同期入社の人とのやりとり
同じ時期に入社した人と仲良くなるのは仕事を進める上で欠かせません。
同じ立場で業務を教わり一緒に仕事をすることもあります。分からないことがあるのは当たり前ですが何でもすぐに上司に聞くのも気が咎めます。まずは仲間に聞くことで解決することもありました。
同じ部署に配属された同期入社の方は簡単な手話ができる方で、空いた時間の雑談で少し打ち解け、うまくやっていけそうです。
同期入社の人がたくさん集まっている場では音声認識もなかなかうまく使えずやり取りも難しいので、まずは一人や二人など少しずつ話ができる人を増やしていくのが良いのかなと思います。
自己紹介の時、仲良くなれそうな人や話しやすような人の名前を優先して覚えておくと話しかけやすいです。私も入社式の時に「ちょっと手話ができます」と言っていた人の名前を一番に覚えて話しかけることができました。
メモはしっかりとる
入社して間もなくは本当に覚えることばかりです。
ログインパスワードやマニュアルなど持ち運びできるメモ帳を常にポケットに入れておき、いつでもどこでもメモできるようにしておかないといけません。
前日に聞いた社内システムへのパスワードをど忘れしてしまい、指導担当の職員へ聞くのは時間を奪ってしまうようで申し訳なかったです。
笑顔とお礼を大切に
当たり前のことかもしれませんが笑顔とお礼をしっかりすることはとても大切だと実感しました。
特に今の時期は周りの人から教えてもらう機会がたくさんあります。 時間を割いて教えてもらったことに感謝し、「ありがとうございます」と言葉にすることが大事だなと思います。
先輩職員の方と同じように仕事ができないのは当たり前のことなので、今はひたむきに仕事を学ぶことが自分の仕事だと思い、そのための行動をしていかなくてはならないと感じました。
これからの意識していきたいこと
音声認識に関わる相談の中で上司から私の提案や相談内容が聴覚障害の利用者さんの為にもなると言われました。
全てを職場に合わせようとするのではなく、こうするとよいのではと考えたことは資料としてまとめ音声認識環境のように相談することで良い影響の起点となれたら良いなと思います。
まだ入社してから一週目です。来週からも色々と戸惑うことばかりだと思いますが報告・連絡・相談を常に意識してやっていきたいです。
最後に新卒で働く上でとても参考になった記事を貼っておきます。自分に原因を求めがちなタイプなので、いい意味で気楽に働くことができるようになっている気がしています!
参考 新卒で入社したときの最初のつらさをくぐり抜ける考え方|けんすう
2週目に書いた記事はこちらです。合理的配慮のお願いをする機会について考えたことを書きました。