どうも、中途失聴のハルクです。
平成30年12月30日天皇誕生日に行われた一般参賀に行ってきました。平成最後の一般参賀です。
普段は入ることのできない皇居で、天皇陛下のお言葉をお聞きすることができます。
難聴ということもあり、自分には縁のない行事かなと思っていたんですが、友人に誘われ手話通訳があるということを知り、行ってみることに。結果、いろんなことを考えるよい時間となりました!
この記事では、当日の手話通訳の様子や、用意するものなど一般参賀の情報保障についてご紹介します。
これまで情報保障がないだろうからと選択肢に入ってなかった方、ぜひ検討してみてはどうでしょう。毎年新年1月2日と天皇誕生日に行われますよ。
目次
実際の手話通訳の様子
一般参賀当日の手話通訳の様子をおさめた10秒ほどの動画です。
天皇陛下がいらっしゃる皇居宮殿を背景に手話通訳の方が配置されていました。
写真で見ると、その近さがわかると思います。
宮殿のガラスがでっぱっている部分に、天皇陛下と成人皇族の方がいらしているのが見えました。
手話通訳が必要な人や、車椅子の人はこのくらい前の方にスペースが用意されています。
後方にたくさん人がいるので、座って手話通訳を見ていました。
当日手話通訳を受けるまでの流れ
当日手話通訳を受けるまでの流れをかんたんに紹介します。
東京駅から皇居の入り口まで
一般参賀が行われる皇居は東京駅のすぐ近くにあります。
丸の内出口から東京駅を出て道なりに5分ほどまっすぐ歩くとすぐに皇居にたどりつきます。
こんなでっかいビルが見える方です。
奥の方に黄色い葉っぱがある木が見えるでしょうか。
ここまで来るとものすごい人です。
この日は平成時代最後の一般参賀だったので、特に多くの人が来ていました。
受付開始は9時30分だったので8時50分頃に来たんですが、すでにどこから並んでいるのかわからないほどの人ごみでした。
例年の参賀者数は2万人から3万人のようですが、この日は8万人もの人が。余裕があればはやめに行くにこしたことはないと思います。
並んでいる間にテレビでよく見ていた日本国旗をいただきました!
そして身体検査と荷物検査を受けて、皇居宮殿へ。
道が2つ用意されており、杖や車椅子、ベビーカーなどを使用している人は検査の段階から左側のレーンに移ることができました。
右側のレーンには一般の参賀者が並んでいます。
私は杖を利用していたので、左側のレーンを利用してい皇居宮殿正門まで行くことができました。
聴覚障害の場合は、おそらく一般のレーンになるでしょう。
皇居宮殿までに3つの手話通訳案内ボード
レーンをすぎると皇居宮殿までに手話通訳の案内ボードが3つありました。
お言葉の手話通訳をご希望の方は進行方向左側をお進みください。
指示通り左側の方に寄ります。
はっきりと列がわかれるわけではないので、一番左側に寄って進めば問題ありません。
続いて正門を通り坂を上がっていると、2つ目の案内ボードがあります。
これまた指示通り、左側に寄って進みましょう。
そして最後に西の丸玄関門を通ると、皇居が見えるところで3つ目の案内ボードがあります。
車椅子をご利用の方、お言葉の手話通訳をご希望の方は、こちらにお越しください。
待機している方に話しかけると、案内してもらえます。前方のスペースに向かい、時間になるとはじまりました。
手話通訳を見てお言葉を理解することができ、とても貴重な体験でした。
私の他にも手話通訳を利用する人が10人ほどいて、中には子供や外国から来たっぽい人もいました。
短い時間でしたが、日本に暮らしている人と時間を共有できよかったなと思います。
終わったあとは、そのまま進み桔梗門から退出しました。
手話通訳の案内ボードの位置をGoogle Mapで
手話通訳の案内ボードの位置を赤い旗のマークで記しました。
また案内ボードまでのルートを青い線で記しています。
毎回このような配置になるかはわかりませんが、参考にしてもらえたら幸いです!
お問い合わせしたときの返答
一般参賀に行く前に、宮内庁の広報係へ手話通訳について問い合わせを行いました。
そのときのメールを載せておきます。
○○様
お言葉の手話通訳については,参賀会場内の前列付近にて行っております。
○○様は日常的に杖をご利用とのことですので,手荷物検査場から参賀会場までは
バリアフリーの舗装された道がございますので,こちらをご利用いただきたいと思います。まず,皇居正門を入りましたら進行方向左側をお進みください。
参賀会場に入って直ぐの場所に,手話通訳希望者・車椅子使用者の専用エリアへの案内看板があります(進行方向左側)ので,そちらにお越し願います。(看板付近に係員がおります。)また,同行者がいる場合は,宮殿前からはご本人様と付き添いの方1名が専用エリアをご利用することが可能です。ほかの同行の方は,一般の方と同じエリアで参賀願います。
参賀終了後には,宮殿東庭(参賀会場)に待ち合わせポイントがありますので,同行された方と合流することは可能となります。
このようにはっきりと手話通訳があることや、バリアフリーの道についても言及されています。
他に確認しておきたいことがある場合は事前に問い合わせてみるのがおすすめです。
まとめ:一般参賀は手話通訳あり
一般参賀の情報保障について紹介しました。
一般参賀には手話通訳が用意されており、車椅子やベビーカーなども利用できるようバリアフリーの道も用意されています。
興味のある方はぜひどうぞ!
余談:おいしい昼ごはん
昼過ぎに一般参賀が修了したので、東京駅前にあるOAZOビル内のM&C Cafe 丸の内オアゾで早矢仕ライスをいただきました。
むちゃくちゃおいしかったです!