体幹機能障害者の仕事生活の工夫

体幹機能障害者の私が実際に行っている、仕事の工夫を紹介します。

仕事内容は、 パソコンを使ったデスクワークです。足がふらふらするため、座った状態でないと1日仕事ができません。

手が疲れにくいキーボードを使う

入社時は職場にあるキーのストローク(押したときの深さ)が浅いキーボードを使っていました。午前中は問題なく使えているのですが、昼くらいになると指にじんじんとした痛みがでるようになります。指を冷やさないとゆっくりとしか打鍵できません。

これは仕事にならないと、打ちやすく疲れやすいキーボードを探し見つけたのがHHKBです。プライベートでも購入して自分にあったものだと確認できてから、上司と相談のうえ会社の備品として購入してもらいました。

よくあるキーボードではキーが押されたとき中身の電極と接触し文字が打たれますが、HHKBは静電容量無接点方式といって接触がないため打鍵感がとても軽やかです。1日キーボードを操作してもちょっと疲れたくらいで仕事ができるようになりました。

HHKB
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キーボード用のパームレストを使う

HHKBを使いはじめてから、パームレストも一緒に使い始めるようになりました。あるとないでは腕の疲れがまったく違います。

HHKBは高さがあるため、パームレストなしでは手首を浮かせないと打てないキーがあります。パームレストで手首を固定するとで、安定したキー操作ができるようになりました。

木の素材だと手が痛くなるかと思ってましたが、まったくそんなことありません。べたべたせずさらっとした感触が心地よいパームレストです。自宅でも使っています。

トラックボールマウスで腕の負担を減らす

もともとマウスにこだわりはなかったのですが、トラックボールマウスは手が疲れにくいと聞き試してみたらまさにその通りでした。

人間工学にもとづいたデザインで、握手するような自然な手の角度で操作できます。さらに親指でカーソルを操作するため、腕全体で操作するより格段に余計な力を使いません。操作も早く細かい操作もしやすくなり、業務効率化にもつながっています。

操作に慣れるか不安でしたが1日使えばスムーズに操作できるようになりました。よく考えたらSwithのコントローラーも親指で操作してますし、こちらのほうが相性よかったかもしれません。人差し指が疲れたら中指で右クリックしています。

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ノートPCスタンドで目線をあわせ姿勢を改善する

職場で支給されたノートパソコンをそのまま使うと目線がだいぶ下がってしまい、首や肩へ大きな負荷がかかって今いた。

上司へ相談し自宅でも使っていたノートPCスタンドを導入。目線との高さをそろえ、身体の負荷が少ない自然な姿勢で業務にあたることができるようになりました。2か所の角度を無段階で調整できるため、微調整しながら自分にぴったりの高さ角度を見つけられます。

BoYata
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足にやさしい革靴を履く

足がふらふらするようになりはじめると、それまで使っていた革靴があわなくなり歩くたびに痛みを感じるようになりました。はきやすく足にフィットする靴を探して見つけたのがミズノのLD40Ⅴです。

足やひざ、腰への負担をやわらげる歩行にやさしい工夫がたくさん詰まっています。また、内側甲の目立たないところにファスナーがあり靴の着脱がとてもスムーズ。映画館や電車の中でファスナーをゆるめ足をリラックスできます。

私は2足そろえ、毎日交互に使用。スーツにもよく似合い、使いはじめてから確実に歩きやすくなりました。

ストラップ付パスケースで転倒リスクを減らす

通勤では2つの交通系ICカードを使っています。カードを落とすとしゃがんで拾わないといけないため、筋力が低下し人通りの多い駅では転倒リスクが無視できません。

そのため、ベルト紐にストラップで装着できるパスケースを使っています。落としてしまっても紐をたどって戻ってくるのでしゃがむ必要がありません。

特に冬は手がかじみ落としてしまうことがあったため、とても助かりました。

シングルクリックで指の疲れを軽減する

仕事でWindowsのエクスプローラーからよくいろんなフォルダやファイルを開きます。開くにはダブルクリックしなければならず、一回一回は大したことがなくとも何度も行うと指の疲れがばかにできません。

設定からシングルクリックでファイルやフォルダを開けるよう変更し、クリック回数を半分にできました。