電話リレーサービスの新システムが使いやすかった!【新規利用者募集】

電話リレーサービスの使い方

どうも、ハルクです!

私は重度難聴なので電話ができません。スマホの電話料金払っているのに一回も使ってないなんてちょっぴりむなしくなったりします。

私にとって電話はそんな存在ですが、難聴者である私でも電話を利用する方法があったりします。

それこそが電話リレーサービス!もう足を向けて寝られないくらいお世話になっているサービスです。

今回そんな電話リレーサービスが新システムに移行したので、使い心地を試してみましたよ。ちょい不便なところもありますが、電話をかけること自体はとても使いやすいシステムでした。詳しくは記事をどうぞ。

そもそも電話リレーサービスってなに?

そんな人もいると思うのではじめに軽く説明します。

電話リレーサービスは日本財団が実施しているモデルプロジェクトです。国がやっている公的なサービスというわけではなく、電話リレーサービスの普及を目指して日本財団が旗振り役となってとりくんでいます。

サービスの内容としては、電話をかけることができない利用者がオペレーターを通じて文字や手話でやりとりし、電話先の人とかわりに音声でやりとりしてもらうという形です。登録した人のみ利用することができます。

詳しい内容は下の動画をぜひ見てみてください。

www.youtube.com

新システムの使い方

電話リレーサービスは2017年7月から新システムに移行しました。

2017年4月に電話リレーサービス専用システムのモニターを募集していたので、それが完了したのでしょう。着実に前に進んでいるみたいでうれしいです!

では新しくなったシステムの使い心地はどうなんでしょう?実際に電話をかけたとき、見てみましたよ!(画像はパソコンから見たものです)

1. 電話番号を入力する

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( © 2017 The Nippon Foundation トップページより引用)

まずはじめに電話番号を入力します。

これはわかりやすいですね。デザインも一目瞭然ですし、なによりいまから電話かけますよ感があるのですばらしいです(笑)

これまで電話をかけた経験がないという人でもわかりやすくなっています。

2. 手話か文字を選択

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( © 2017 The Nippon Foundation トップページより引用)

続いてオペレーターとやりとりする方法を選択します。

これは以前まではできなかった機能です。はじめに登録した事業者によって文字だけや、手話だけなど方法が限られている場合があったので、すごく便利になりました。

私は手話でも文字でもいけるので、ちょっとした用事のときは手話でぱぱっとやって、ちょっと時間かかりそうで大事な用事のときは文字を使おうかなと思います。

というのも手話はネイティブじゃないので、めっちゃ早い人と当たると読み取りにくい時があるんです。しかしこれまで文字でしかできなかったので状況に合わせて使い分けができるようになったはいいことですね!

3. 事業者を選ぶ

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( © 2017 The Nippon Foundation トップページより引用)

最後に事業者を選択します。

電話リレーサービスは複数の事業者が集まってやっています。前は、はじめの登録の時点で一つの事業者を選択し、その後はそこからでしか利用できなかったのですが、これからは一回の電話ごとに事業者を選択できるようになりました。

これはすばらしいです!

一つだけだと利用時間や休日などで電話したくてもできないということがありました。しかしこれからはいくつかの選択肢から選ぶことができるようになりました。

4. 電話をかける

そしていよいよ電話をかけます。いまだに数えるほどしか利用してないので、毎回ドキドキしてしまいます。

手話でも文字でも、かける前に要点をしっかりまとめておいてマナーを守ってオペレーターの人とやりとりすることが大事ですね。

特に顔が見える手話の場合は、変なものが写ったりしないよう気をつけましょう。以前電話の後で歯に青のりがついてたというベタなことをやってしまったことがありました(笑)

まとめ

以前よりサービスとして健全というか、より利用者目線のサービスになったと思います。将来的には公的サービスとして普及していってほしいです。

改善ポイント

全体的にべた褒めしてきましたが、ちょっと改善してほしいなという点もあります。

一番はiPhoneからでも使えるようにすることです。日本人のiPhone率は高いので需要はあります。現在開発中ということなので、今後に期待したいです!

説明不足なところも…

これはサービスの使い方だけではないですが、もうちょっとくわしく説明があってもよいんじゃないかなと思います。

システムにログインするときのIDが以前使っていたIDではなく、あたらしく移行するときに登録した電話番号であったり、使い方を説明するマニュアルがわかりにくいところにあったりと、デジタル機器になれている人はともかく、ふだんあまり触っていない人にはすこしわかりにくいかなと思いました。

新規利用者募集

そんな電話リレーサービスですが、2017年8月1日(火)正午から新規利用者を募集するそうです。

ふだん電話はまったく使わないという人でも、登録しておくだけでもしものときに利用することができるというのは大きいです。ぜひ登録してみてはどうでしょう。

おわりに

電話リレーサービスのシステムが変わったので、使い心地を書いてみました。

聴覚障害者にとって電話リレーサービスはよりよく生きていくためのツールとなります。公的サービスとして普及していくようできることをしながら、活用していきたいものです。

(もっと知りたいことがあれば公式ホームページへどうぞ。問い合わせはメールも手話でもできますよ)

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